夏旅その②
『虎に翼』、今週は流行りの言い回しで言うところの「神週」でした
東京地裁という下級審理の場といえども、原爆投下は国際法違反であるという判定を下した史実
そこに寅ちゃん、そしてよねちゃんが「法曹の人間」として初めて邂逅する姿。結審時のよねちゃんの右目の涙には観ている私も嗚咽をとどめるのが精一杯でした
総じてこのドラマを貫くものは「温かさ」「弱者への眼差し」だと思っていますが、今週に関しては温かさが上昇して、熱さになったという感がありました。以前も書きましたが本当にとてつもない作品です。昨日の『あさイチ』には伊藤沙莉ちゃんが登場、視聴者からの「今から寅ちゃんロスが始まっている」というメッセージには大きく頷いてしまいました
さて、夏旅ですが、もうクタクタで更新も滞っておりました(言い訳)
残念なしおかぜに乗って、松山にやってきたかりんこ夫妻
生地屋さんときなこちゃんへの訪問を終え、道後温泉に到着
宿泊は道後温泉本館真裏のホテル
ホテルのお風呂も良かったのですが、やはり本館のお風呂に入らなきゃ!
朝6時、かつて「日本の音百選」に選ばれた太鼓の音とともに開館。以前は「ドンドンドン⚡️」とけたたましく鳴り響いていた音は2~3回で鳴り止んでいました。夜型の宿泊者から苦情でも入ったのでしょうか、これはちょいと残念
いざ入館!前に入ったのは20年以上も前でしたが、趣きはそのまま。お湯も無色無臭の熱め。いっとき衛生のために源泉掛け流しに塩素添加するという愛媛県の条例でナントカという話があったけど、スーパー銭湯などのカルキ臭はまったくしなかったのは良かった。まあ、ひとことで「極上の湯」でした
ちょいちょい近代化しているのが微笑ましかったです
チェックアウト後は、お目当ての「坂の上の雲ミュージアム」へ。司馬遼太郎さんの同名小説は松山出身の3人が主人公。日本騎兵隊の父と呼ばれた秋山好古、日露戦争においてロシアのバルチック艦隊を撃ち破る作戦を立てた秋山真之の兄弟と、真之の幼馴染で俳句の革命児と呼ばれた正岡子規。司馬さんが「国家の青春期」と評した明治という時代を彼らを狂言回しに仕立て描いた文庫本にして10巻という長編小説です
15年前にテレビ化され、阿部寛、本木雅弘、香川照之が主役を務め、脇も日本を代表する名優たちで固めた作品がこの11日から再放映されます。興味ある方もない方もぜひご覧いただければと思います
諸事情あってミュージアムの写真は撮れなかったので、近くにある秋山兄弟の生誕地を壁の外から。拝観有料だったので(笑)
レンタカーを返して松山駅へ。なんとも面白い光景が
我々の乗車する残念なしおかぜ号に逆方向から別の列車が😱
両方ともここを起点に折り返し運転するだけの話なんですが、ちょっと珍しい光景でしたので
さあ、帰りのしおかぜに乗るぞ!
レンタカーも返したし、今日は車の運転はないからね。酔っ払いの憧れ、「車窓と昼呑み」ですよ。約3時間の長乗りだけど、車窓からの流れる景色を眺めるだけでまったく飽きないのは番頭さんにも乗り鉄の素養があるってことなんでしょうね
ここから岡山で乗り継いで大阪に向かいます。旅はここで終わりです。仕入れもかなり頑張ってきましたので、どうぞご期待くださいね
今日の一曲は従弟を含めたすべての乗り鉄に捧げます
最後の一節「俺が死んだら線路の脇に埋めてくれ、列車の通る音を聞いていたいから」が泣かせます
では今回もご覧いただきありがとうございました
月曜日以降にまたお会いしましょう
下級審ほど真っ当な判決だします。上級審になれば出世がちらつきますからね。松山駅の宇和海としおかぜの前後停車は実は見納め。今月中に高架化されてホーム向かい合わせになります。いいもの見なすった。
なんか今月29日に開業?するらしいね。縦列のやつは先にしおかぜが到着していて、宇和島からのが後で到着。一瞬意味が分からなかったw
それにしてもとても50万都市の玄関口とは思えないショボさにビックリ。本土とのリレーションを新幹線以外の鉄道では賄えないから、JRよりも空港の方が県民の足になっているんだろうね。でも今さら新駅舎にするってことは四国新幹線を視野に入れているってことなのかなあ?
松山は地元伊予鉄が幅を利かせていて、松山市駅はお城の近くの中心街にターミナルをもっています。国鉄の町外れの駅は熊本なんかもそうですね。博多も今は別にして西鉄天神が中心。四国新幹線ができるかどうかはわかりませんが駅構内にあった車両基地を郊外に移したので高架化により中心街と郊外の行き来がしやすくなるでしょう。ていうほど列車走ってませんが。
ちなみに死んだら沖縄の海に散骨を希望してます。