祭りと写真展と新作情報

富士宮を代表する大きなお祭り「御神火まつり」「宮おどり」が終わりました。お店の前も大変な賑わいを見せ、お天気も崩れることなく(宮おどり中、何度かの稲光りには少しビビりましたが)コロナ禍以降では最も活気に満ちた両祭だったと思います。

5枚目と6枚目は宮おどりです。ちょっとショボい写真ですが(笑)、全部で34のグループが元気に踊っていましたよ

次は11月の秋の大祭です。だいたい2ヶ月前ぐらいからこのあたりでは笛や太鼓といったお囃子の稽古の音が聞こえるようになります


ちょうど御神火まつりの日からこのブログでも何度か話題にさせていただいている、富士宮市在住の元報道カメラマンBill Lyonsさんの写真展(4人の写真家の共同展)が中央町のイベントスペース「ARATA」で始まったので、早速観に行ってきました。ビルさんの展示作品のコンセプトは予め聞いていてとても楽しみにしていたのですが、数少ない枚数ながら予想を遥かに上回るものでした。

1980年代という世界的なバブル景気の真っ只中にあって、アメリカのペンシルベニア州でひっそりと農場を営み暮らす2人の老兄弟の日常がスケッチのように描かれています。基本自給自足の生活の中で過も不足もない静かな空気がモノクロームの画の中に焼き付いています。80年代の話だよと聞いていたのに、その写真たちを見たときには1930年ぐらいのアメリカの風景だと勘違いしてしまいました。番頭さんの脳内では勝手にウディ・ガスリーの曲が再生され、むか〜し読んだことがあるアメリカの小説家ウィリアム・フォークナーの短編(タイトル失念)が勝手に映像変換されたのです。

ビルさんの紡いだ彼らの物語は兄の死によって終わるのですが、それを示すラストの一枚が心を揺さぶります(必見)。映画『The Last Picture Show( 邦題『ラストショー』)』のエンディングのタンブルウィードが誰もいない街を転がるような寂しさと感動がありました。

この写真展ではごくわずかですが物語の象徴的な作品が展示されています。9月末までの展示で9月は作品の入れ替えもありそうなので、是非とも足を運ばれてみてください。我々日本人には縁のない人々の数年の記録ですが、ビルさんの文にもあるように、遠く離れた国の片田舎の兄弟の人生に思いを馳せるのも素敵なことじゃないでしょうか



長くなりましたが、奥方様の最新作です

90cm丈のフレンチ袖チュニックです。前は月と虫籠の画、背面は隈取柄でサイズはM~Lです。その他のお問い合わせは返信欄からでもLINEでもお電話でもいつでもどうぞ



☆また念押しのお報せはいたしますが、来週のお盆ウィークの営業についてです

10日(日)11:00~17:00

11日(月・祝)10:00~18:00

14日(木)11:00~18:00

15日以降は通常通りとなります。よろしくお願いいたします

今日の一曲はそのウディ・ガスリーのもっとも有名な曲を彼の弟分たちの歌で

では今回もご覧いただきありがとうございました

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