言葉は天然色

「はだってじゃないよ」

最近、以前も登場した常連のお客様からなんとも懐かしく珍しい言葉を聞きました

一定以上の年齢のネイティブ静岡県人なら郷愁とともに蘇る響きではなかろうかと思います

簡潔に言うと「故意じゃないよ」「わざとじゃないよ」という意味です

加えて「だんていのかいたさぁ」と来ました。地方の名字や地名、方言などが大好物の番頭さんにはもうこの上ないご馳走です。文字面だけだと何だかワケがわかりません。「断定の書いた差」と思ってしまうかもしれません(ないない)が、単語を区切るとなんとか分かります

「だんて、いのかいた、さぁ」

こちらは「なので動かしたんですよ」という変換が妥当でしょうか

久しく耳にしなかった地元言葉に接するとどうにもできない郷愁に襲われるものですねえ。「さぁ」という富士山麓南西特有の語尾が文章にメリハリを与えてくれるので、清水で上がった魚の刺身を富士宮の山葵で食するような感覚になれるのもとても新鮮です


静岡県というところは東西に長く、東京から名古屋・大阪まで鈍行で旅する人間にとっては、まだ静岡県かよ、と旅の重さを痛感させる県なんだそうです(だったら新幹線で行けよ)が、東部・中部・西部では文化の成り立ちも大きく異なります。名字も面白いですよね

西部、それも浜松辺りでは「鈴木」姓が圧倒的に多く、中部では「望月」「杉山」姓が鈴木姓に続きます。「増田」「村松」「大石」姓も中部に多い姓ですね。ここ富士宮では「佐野」姓が一番多くて、富士だと渡辺(なべは複数あり)姓が比較的多いですね。全国的にも面白いのは東部御殿場市におけるカツマタ姓です。字を変えて「勝又」「勝間田」「勝俣」「勝亦」これらすべて御殿場にある姓ですが、発祥は意外にも西部、現在の牧之原市の勝間田という地にあるそうです。おそらくはこの地から御殿場に移住した方が興した姓なのでしょう。何種類も書き方があるのは本家と分家の関係によるものが多いそうです

ちなみに奥方様の旧姓も焼津市のとある地域でしかほとんど見られない珍しい名字です



なんの話でしたっけ?


奥方様の新作ができました。が、このブログでつまらないことを書いている間に売約になってしまいました😱くれだましみたいになっちゃってごめんなさい。でもいちおうお見せしておきますね

下のパンツも売れました😓重ねてごめんなさい🙇これからは与太話する前にアップしますね


また余談ですが、昨日番頭さんは1回目のワクチンを接種してきました。副反応は思ったよりも、、ありました🤣  注射した部位の痛みは少しでしたが、翌日(つまり今日)になって、頭の中がどことなくボワ~っとした感じで、このブログの冒頭のとりとめのなさはそのせいだと思ってください(笑)

今日も静岡の感染者は600人超えですか・・・東京の例を見ると新規感染者のうち、ワクチン未接種者が80%超とのこと。もうワクチン接種を進めることだけが解決への近道だと思うのですが、進捗状況はあまり芳しくないみたいですしねえ・・・😞




今日の一曲です。深い意味はありません

闘病の末に亡くなった妹さんのために作った歌だそうですね

では今回もご覧いただきありがとうございました

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