夢は枯野を
いかんな
またブログをサボりがちになってきた
奥方様の新作が大人の事情でしばらく発表できないでおりまして、ネタもないので、それにかこつけてサボっているのです
こういうときはいつも「今日は何の日」でネタ拾いするんですが、今日は調べても「イラク王国が創設され、ファイサル1世が国王として戴冠した日」とか、そんなんしか出てこないんですよね(笑) 映画マニアなら、そうか『アラビアのロレンス』でアレック・ギネスが演じたファイサル王子がイラクの初代国王になったのか!とか驚くのかもしれませんが(ないない💦)、さすがにこんなところでそんな話をしてもしょうがないので別にします(笑)
かりんこ夫妻はよく富山県に行くんです。奥方様が昔住んでいたことがあって、恩人と親友が住んでいるということもあり、年に何回かの旅行にはほぼ富山をコースに入れているんですが、実は番頭さんも若いころ、独り旅で何度か訪れていたんです。なんで?そりゃぁ富山湾の海の幸をいただきに行くんですよ。当時はネットで事前に調べるなんてことはできませんでしたから、ホテルの人に訊いたり、自分の感覚で店構えで判断したりしてフラっと入るんです。独りだとカウンターに案内されることが多かったんですが、そういうときにはこう注文するんです。「旅人が喜ぶようなものを出してくれ」ってね。すると大将喜んで面白いものを出してくれます。それも聞いたことないような不思議な名前の魚を。運がいいと1品ぐらいサービスしてくれます(笑)
でもなぜ突然富山県?
富山市中心部から車で20分ぐらい走った山あいに、八尾町という小さな街がありまして
そこで毎年9月1日から3日までの3日間、日本中から20万を超えて訪れる人々を魅了してやまないお祭りが行われます
【越中おわら風の盆】です
八尾町の11の地区の人々が技と艶を競い合うように、町中を静かに夜通し唄い踊り歩く3日間なんですが、その前の、8月の20日から11日間は前夜祭と言って、1地区限定で日替わりに地区内を踊り流すのが恒例となっています。番頭さんは人混みが苦手なので、いつもこの前夜祭を狙って街を訪れるんです
本来ならば今日23日は前夜祭真っ只中のはずでした
本祭も2年続けて中止となり、日本中のファンはまたも涙を呑んでいるのです
今日の一曲は何年か前の前夜祭の様子を貼り付けます。初めてこの踊りを目の前で観たときには全身が総毛立ち、不覚にも涙が溢れてきたものです
日本にお祭りは数々あれど、ほとんどが勇壮な「動」と「華」のお祭りであるのに対し、番頭さんはこの「静」と「侘(わび)」の【越中おわら風の盆】がいちばん好きです
あ~、旅に出たいなあ😩ここのところ夢ばっかりが枯野を駆け巡っていますよ
では今回もご覧いただきありがとうございました