営業時間
本日より従来の10:00~18:00に戻します
17:00以降に訪ねてくださった方も結構いらっしゃって💧周知徹底できていなかったこと、ご来店下さった皆さまには改めてお詫び申し上げます🙏
昨日、夏の甲子園大会が中止になりましたね。一所懸命頑張ってきた球児やそのご家族の無念さを想うと心が痛みますし、日本中がしょんぼり😞している中、元気を振り撒ける数少ないイベントだったので本当に残念でなりません
年中お祭りをやっている富士宮市も例外ではなく、4月の内房たけのこまつりに始まって、5月の流鏑馬まつり、7月のまちなかアートギャラリーに富士山お山開き(富士山そのものが閉山)、8月の御神火まつりに宮おどりも中止が決定したようです。秋に控える富士宮まつりも準備の関係上、開催は厳しいとのこと。仕方がない決断とはいえ、街が哀しみの静寂に包まれるのだけは何とか避けたいですね
かりんこも及ばずながら新しい作品を積極的に作って皆さんに笑顔をもたらせたいと思っております
以下、私事につきスルーしたい方はスルーしてください
今週、国会にて通過予定だった検察庁改正法案が見送りになりました
決議寸前まで行った法案が直前で見送りになることも極めて異例なのですが、今回はTwitterなどでの、著名人を巻き込んだ多くの反対の声が政権を追い込んだというのが、今まで政治に関しては大人しいと言われてきた日本では非常に珍しいケースでした
もちろん賛否両論はあって当たり前ですし、これが本当に正しかったのかも後に歴史が検証することになるのでしょうが、私的にはひとつ物凄く立腹したことがありました
歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんがTwitterで「検察庁改正法案に抗議します」と発信したところ、政治評論家を自称する人から「なんにも知らない歌手は歌だけ歌っていてください」と揶揄するコメントが入り、それに同調する人たちからも「勉強してから発言しろ」などといった口撃を受けるなど、いわゆる「炎上」となったのです。このツイートは嫌気がさした彼女の手で削除されましたが、他の著名人にも同様の書き込みがなされるなど、ちょっとした社会問題にもなってしまいまいた
そもそも芸能人だから、よく実情を知らないのに、などという理由で発言を封じ込めていいものでしょうか。影響力ある人間は発言は慎重に、という声もありますが、それは受け取る側をバカにしたものであり、若者の政治参加を牽制する意味にもつながります
こんな歌があります
もう50年も前の歌ですが、学生運動やベトナム反戦運動が盛んだったころ、アメリカ軍のカンボジア爆撃に抗議した大学生4人がオハイオの州兵によって射殺された事件、これを知ったデイヴィッド・クロスビーというミュージシャンが怒りと悲しみの感情を歌にした(作曲はニール・ヤング)ものです。詞の中で「ブリキの兵隊とニクソンがやってくる」と当時の大統領を実名で強く非難しています。この事件は彼らの歌に乗り全世界が知るところとなり、アメリカはその後ベトナム戦争からの撤退を余儀なくされることとなります(もちろんこの事件だけがその役割を果たした訳ではありません)。
歌や芸術に何を期待するのかは人それぞれです。あまり主張の強いものを嫌がる人もいるでしょう。しかしながら本来誠実な芸術とは作り手の魂が表れたものです(モーツァルトは例外w)。それが作品そのものでなく発言だとしても同じ、政治のことなんか分からないくせに、ではなく何が彼らの魂や感情を揺り動かしたのか、をこそ社会に反映させるのが大人としての役割ではないかと思うのです
最後にフランスの元大統領、シャルル・ド・ゴールの言葉を拝借します
「政治はあまりにも重大なことゆえ、とても政治家たちに任せきりにはできない」
今回もご覧いただきありがとうございました