祭りのあとと三ノ丞

無事に3日間のお祭りが終わりました。絢爛たる山車や屋台、勇壮な競り合いなどさすがに岳南地域を代表する大祭の名に恥じぬもので、特に4日の本宮は平日開催にもかかわらず夜遅くまで浅間大社の周りで多くの人が祭りを楽しんでおられました。

いやぁ、お祭りって本当に素晴らしいものですね!(他人事)


お祭りの間って、かりんこにはお客様はそんなに多くはないのですが、意外な方がお見えになったりします。普段はなかなか商店街を歩かれることがない方や、市県外からお祭りを観にこられた方なども毎年必ずおられます。

今年も楽しい出会いがありました。旅行中のお客様、ディスプレイしてあったかりんこオリジナルの商品を見つけてくださり即決。埼玉県朝霞市というところで角打ち酒屋(お店の一画で買った商品を飲み食いできる昔ながらの酒屋)を営まれており、そこの常連さんが富士宮市出身の漫画家で、その方に誘われて初めていらしたそう。ただ、その漫画家さんは仕事の関係で一日早く帰ってしまったのですが、ご本人はお祭りをいたくお気に召されたようで、もう一泊した上で、翌日も桝酒片手に会所巡りを楽しんでおられていました(1,000円で枡を買えば、各区の会所にて振る舞い酒をいただけるという「酔いどれスタンプラリー」は大祭の裏イベント)。当店にお立ち寄りの際も呑みかけの枡酒をお持ちでした(笑)

こういう出会いがあるからお祭りは面白いです。



さて今月の仕入れですが、来週早々、10日の月曜日と11日の火曜日の二日間で行ってきます。水曜日は店休ですので再開は13日の木曜日となります。今回は東京。問屋街は冬本番の品ぞろえになっていると思いますが、日本中がなかなか寒くなりきらないので、仕入れもなかなか難しいものがあります。それでも頑張って楽しい商品をたくさん仕入れてきますのでどうぞご期待くださいね。




朝ドラ、とうとう来週からおときちゃんがヘブン先生のところへお女中さんとして勤めだすことになりますが、頑なに固辞していたのを翻意するまでの経緯があまりに衝撃的でしたね。かりんこ家でも物乞いするタエさんの姿をみて二人とも「ええええええ~????」と驚きの声を上げてしまいました。おときちゃんはそんな実の母親のために羅紗緬呼ばわりされることも覚悟するということなんでしょうね。これはあまりに哀しすぎます。

視聴者の多くはヘブン先生とおときちゃんの今後はなんとなく分かっているのですが、松野家や雨清水家の行く末はやはり心配になります。実際に明治維新によってはじき出された没落士族たちは日本中に数多いたわけで、おじじ様のように武士の矜持を捨てず清貧を貫いた方も多くいらっしゃいました(正岡子規の祖父、大原観山などもそうですね)。そんな時代の犠牲者である松野家の喜劇と雨清水家の悲劇を交互に照らしながら、この作品は流れに飲み込まれながらも藻掻いている人々をとても愛情をこめて描いていますね。もうすでに名作の香りを漂わせていると思います。

番頭さん的には三之丞くんの話し方がボソボソ小声すぎていてちょっと聞き取りづらくて、画面に向かって「もっとしっかり喋らんか三ノ丞!」と怒っていますが(笑)



今日の一曲はロック史上最高のハンサムガイと言われるポール・ウェラーのライブ画像で。天は二物を与えた稀なケースです。

では今回もご覧いただきありがとうございました。

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