新入荷情報と居酒屋探訪記
行ってきました。仕入れです。
問屋街のショウウィンドウは真冬色🩵🩷と期待していたのですが、やはりそこまでではなく、コート類よりはやや厚めのニット物がどこでも大勢を占めている感じでした。トレンドはカジュアルに集中していますね。かりんこのお店がそういう傾向なのでどうしてもそちらに目が行くのですが、それにしてももう少しエレガント系があって欲しかったかな、とは思います
それでも今回も楽しいものはたくさん仕入れることができました。簡単ですがご紹介












今回は月~火の一泊二日で行ってきました。東京で仕入れをするときは日本橋馬喰町~横山町のあたりを回るんですが、このあたりは被服問屋が軒を連ねる特殊な街で、オフィス街と違ってお昼になったらビジネスマンが競うように食事に出てくるような風景がないんです。そのためか飲食店が極めて少ない。なので我々もいつも同じお店に行くことが多いんですね。もちろん吉野家とかそういったチェーン店はあるんですが、(あっ、でもマクドとかもなかったな)夜の飲食店も全然ないんです。少し歩いて小伝馬町や浅草橋まで行けばそれなりにあるんですが、仕入れでクタクタになった身にはけっこうこれもキツイ。で、いつも近くのスーパーかコンビニで買ってホテルの部屋でってパターン。
ですが、ひとつだけ番頭さんの好きなお店があるんです。奥方様に行こうと言うと嫌な顔されるのでなかなか言い出せないんですが、今回は久し振りに折れてもらいました。番頭さん曰く「奇跡の居酒屋」。問屋街の一本裏手の、夜は歩く人もまばらな中途半端な路地に佇み、太田和彦さんのような人以外誰が呑みに来るんだろうというもろ昭和な雰囲気のお店「佐原屋」






料理はすべて高レベルの逸品です。いつも食事を写真に撮ろうと思うのですが、必ずうっかり手をつけてしまい、とてもお見せできるようなものが撮れないのです。唯一まだお見せできる状態だった栃尾揚げとつくね焼きだけアップしました(笑)
50代ぐらいとおぼしき中年のご主人とその親父さん、お母さんの家族3人で細々と営まれていて、それなりに常連客はいるものの、決して愛想がいいわけでもなく繁盛店とはとても言えない。こんな大都会のほぼ一等地に写真のような古ぼけた店舗、どうやらご両親は二階に住んでいるようだけれど、いったいこれでやっていけるのだろうか、同じ接客業として余計な心配をしてしまいました(笑)
実は近所に土地をたくさん持っていて駐車場かなんか経営して、きっと趣味で居酒屋とかやっているんだろうな、などと邪推を膨らませました。(たぶん違うと思うけれど)
余談を重ねますが、我々夫婦が食事をしていると、突如場違いなお嬢さんが独りでご来店。ビールとなんか1~2品頼んで20分程度で帰られましたが、今流行りの「独り居酒屋女子」なんでしょうか。番頭さんの背後のカウンター席に座ったので拝顔はできませんでしたが、ちらっと見えた横顔はなかなかの美形だったような。会計にきた不愛想なオヤジさんは「どうでしたか?」などとわざわざ尋ねていて、「しょうがねえなこのオヤジ」と羨ましくも思った秋の夜長だったのでした。
というわけでお店はいまとても充実しています。上に掲載した商品もいくつかはたぶんすぐに完売になると思いますので、気になられた方はなるべく早めのお問い合わせをお勧めいたします。
今日の一曲です。紅白初出場を祝って
朝ドラ特別枠じゃなくてってのが嬉しいですねえ。
では今回もご覧いただきありがとうございました。

