テレビっ子雑感とカレースプーン
朝ドラ『あんぱん』がちょっと面白くなってきました
盧溝橋事件から日中戦争が始まり、ここから日本は太平洋戦争へと突き進んでしまうのですが、いま描かれているのがまさにこの時代のこと
ドラマでは意図的に「お國のため」という言葉を多発させています。いささかわざとらしい気もしますが、それだけこの考え方がドラマの今後、つまりは主人公の生き方に大きな影響を(逆の意味で)与えることを示唆しているのでしょう
今年は奇しくも戦後80年にあたります。最近ではあの「ひめゆりの悲劇」を生んだ沖縄戦すら否定する歴史修正主義者(それも国会議員)も現れだす始末。いまいちど戦争のもたらした狂気と悲劇を、徹底的な反戦・平和主義者であったやなせたかし氏の生涯を通して日本全体が学び直すべきではないでしょうか(えらそう)
回を追うごとに良くなってきている朝ドラです。あの主題歌のオープニングを除けば(笑)
オールドメディア好きテレビっ子の番頭さん、またテレビ番組のお話です
以前ご紹介した昨日放送の『Dearにっぽん』
良かったです、とても
能登で被災した、岩海苔獲りを生業にしていたおばあちゃんと、その自然なたたずまいに心打たれたロシア人の写真家女性とのふれあい。元の生活を取り戻せない被災者にウクライナ人である祖母の墓に詣でることができないロシア人の哀しみがオーバーラップします。大漁の岩海苔を担いで歩くおばあちゃんを追いかけるラストにこちらも心打たれました
次週は重度の障害と自閉症を持つ双子の母親の話です。今の日本の抱えている重いテーマのひとつです。何事かがそこに描かれているのでしょう。必見ですね
もうひとつはかりんこ夫妻のおバカな報告を
本日後編が放送されるNHK『鶴瓶の家族に乾杯』。ミュージシャンの奥田民生さんと一緒に新潟県の燕市を廻っています。ここは刃物や金属食器の生産で全国的に有名な土地。やんごとなき方々や国際的な晩餐会に提供する食器を製造している会社もあり、民生さんが訪れたのはまさにそんな会社。ノーベル賞の授賞晩餐会で使われたカトラリー(ナイフやフォークなど)で有名になったこの会社で紹介されたのは「究極のカレースプーン」
なんかライスとルウと具が三層に分かれて口に運べる黄金比のなんちゃらとか、スプーンでカレーは何倍も美味くなるとかよく分からない触れ込みではありましたが、あまり世辞とか言うタイプじゃない民生さんが大絶賛していたのを見て、ちょっとだけ酔っ払っていた番頭さん、この会社のホームページを覗いてみました。するとそんなに買えないほどの値段でもないし、こういうのテレビでやったらオンラインショップが途端にパンクするのが常だからと、調子に乗って身内のぶんまで急いでポチっと

買えました!案の定ショップはすぐにサーバーダウン。現在では完全ソールドアウトなので運は良かったのかも
届きまして、さっそく使ってみました。三層云々も理由もよく分かりませんが、確かに美味さが違うと思いました。奥方様は、、、「自分の口には大きすぎて食べづらかった」そうです(涙)
やくたいもない話で申し訳ありませんでした
新作情報はありませんが、今日の一曲だけは貼ります