ネットと文字とテレビ番組
ゴールデンウイークが始まりましたね
今年は前後半に分かれた飛び石連休なので、超大型連休の方は少ないようですね。まあ、観光地はインバウンドの外国人だらけなんだから、みんなお家でゆっくりしてればいいんですよ(無責任)
現在奥方様は鋭意制作中です。出すときは出します。近日中に一気に発表できると思いますので乞うご期待です(ハードル爆上げ)
何を語ろうか、ネタが無いです(笑)
元々はわりと多趣味な番頭さんなのですが、最近ことさらに興味の幅が狭くなってしまっています。まずいけないのは本を読まなくなったこと。これは番頭さんのみならず世界中でその傾向が顕著になっているのではないでしょうか
本屋が減っていますね。地方都市の書店などは軒並みが壊滅。生き残っているそのほとんどが学校の教科書販売で生計を立てている状態です。当然後継ぎもなく、これでは早晩すべてがネット販売となり、それどころか教科書そのものがすべてがタブレットに取って代わられる時代もすぐやって来るような気がします
教科書の端を使ってパラパラ漫画を描いていた番頭さんのような子供にとっては何とも辛い時代になりそうなのが不憫で仕方ありません
もちろん本を読まないってのはインターネットの時代の弊害なわけですが、識字力が落ちているわけではないんですよね。SNSの発達のせいか難しい字も案外スラスラと読めるんです(齟齬とか誤謬とかネガティブな難読なものは特にw)。ただ字に書けない。番頭さんも最近はこの症状が出てきています。先日は「今後いっさいしません」の“いっさい“ が分からなくなってネットでしらべる始末。「一切」なのか「一際」なのか「一斉」なのか、ちょっと落ち着けば分かることなのに、これってネットのせい?・・・・・歳のせいじゃね?
とはいえブログを書いていても、それは「書く」というよりも変換に頼った「入力」という行為なので、やはり能力は低下しますよね
あと念のため申し上げておりますが、別に何か反省文みたいなものを書いたわけではありません(笑)
最近とても好きなテレビ番組がありましてね。ほとんどが再放送でたまに新録ものも出てくるんですが、NHKの『よみがえる新日本紀行』。現在も放映中の『新日本風土記』の全身番組で、1963(昭和38)年から1982(昭和57)年まで放送されていた『新日本紀行』。日本全国の風土性をお祭りや土地の風習などを通して伝えていたセミドキュメンタリー番組でしたが、その映像をもとに約半世紀後の姿がどうなっているのかを見つめる番組なんです
50年前の映像に映っていた駆け出しの猟師が今では長老となってその土地を見つめ愛でている姿や、東京の佃煮屋のおばあさんが「孫が(家業を)継いでくれる言ってくれてるけど、そんな簡単なものじゃないしねえ」と言ってた50年後の映像で、その孫が立派にお店を切り盛りしている姿を観たときには思わず鳥肌が立つほどの感動を覚えました
以前ご紹介した『Dearにっぽん』もそうですが、こういうテレビ番組が増えています。そしてそればかり観るようになっているのは自分が歳を取ったせいなのか、ネット時代の無機質な空気に嫌気がさしているからなのかわかりませんが、失われた何かを求めている層が確実に増えているのは番頭さんだけではなく今の日本を逆説的に象徴しているのかもしれません
ついでにもうひとつテレビ番組の話、『にっぽん縦断こころ旅』
田中美佐子さん、いいですね。火野正平さんの後釜でイメージ払しょくは大変だろうなと思っていましたが、ぜんぜん気負いもなく朗らかにこなされているようです。天性の明るさゆえの空気感なんでしょうね。もうすでに彼女の番組になっていますね
もうひとつだけ(笑)
やはりNHKですが、『しあわせは食べて寝て待て』というドラマ
番頭さん的にはもうたまりません
主演が桜井ユキさん、『虎に翼』で涼子さまを演じた女優さんですが、あの雰囲気とは180度変わった地味なOL役。おまけに同じ団地の住人にはよねさん(土居志央梨さん)が。食と健康が大きなテーマになっていますが、主人公は膠原病を患いながら生きる独身女性ということで、民放ドラマではなかなか踏み込めなかった領域にとても柔らかい自然光の映像とともに歩み入っている、とても素敵な作品です。毎週火曜日の夜10時ごろからの放映ですが、たぶんもう終わってしまうと思うので、興味ある方はNHKプラスで見逃し配信をご覧になるとよろしいかと(回し者)
そういうわけで今日は新作の紹介はおあずけです、ごめんなさい
でもこれはあります
偉大な曲です
では今回もご覧いただきありがとうございました