1996　新宿の夜

ここのところ更新の頻度が落ちてきて、番頭さんに何かあったんじゃないかと心配でご来店くださったお客様。その節はどうもありがとうございました。そうです、そろそろ確定申告の時期なのでそっちに神経が向きがちになってついついサボってしまっておりました。

サボりの習慣というのは恐ろしいもので、1日が2日、2日が3日となってくるとだんだん何日サボったのか分からなくなり、気が付いたら一週間も経っていたなんてことも。これは番頭さんのブログ更新に限ったことではなく、誰しも経験していることなんじゃないかなと思います。誰しも日々緊張感をもって過ごさないといけませんよね（無責任にえらそう）


さて今週ですが、12日の水曜日から13日の木曜日、仕入れも兼ねて、春と秋の年2回開催される「東京インターナショナル・ギフトショー」というイベントに参加してきます。ファッションや生活雑貨などのメーカーさんが約3,000社が一堂に会する大イベント。皆さまがかりんこでお求め下さったお品物も、ここで出会ったメーカーさんのものは少なくないと思いますよ。あらかじめリサーチしたところ、今回は初出店のメーカーさんも多いようなのでとても楽しみにしています。いい出会いがあるといいなあ

前述のとおり仕入れもしてきます。先月はメーカーさんも問屋さんも気候の変化を様子見といった感じでしたが、さすがに今回は春物をどどんと出してきていると思います。こちらも楽しみですね

というわけで、お店は12，13に加えて値札付け作業などのため14日の金曜日までお休みとさせていただきます。再開は15日の土曜日になります。申し訳ありませんが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。たぶんすごくカラフルなお店に変わってると思いますよ


ついでに番頭さんの私事で恐縮ですが、16日の日曜日は独りで東京の新国立競技場に行ってきます。2年ぶりにＪ1に戻った我らが清水エスパルスの開幕戦に「参戦」です。相手は東京ヴェルディ。エスパルスの数少ないタイトルである1996年のナビスコカップの決勝戦、そのときの相手もこのヴェルディでした。って、もう30年近くも前だったのか！番頭さんは従弟と一緒にその場にいたのでしたが、90分の戦いで決着がつかず延長戦。それでも決着はつかずにとうとうPK戦へ。ここで当時最強だったヴェルディを撃破したのですが、試合が終わったのは22時近く。関西からわざわざ来た従弟は夜行バスの時間に間に合うように帰ったのに、この男（当時30過ぎ）は“バカだもんで”優勝セレモニーまで観てきてしまい、最終の新幹線を逃して難民に。

当時は携帯電話はあるものの、スマホのように宿を探すなんてことは不可能で、以前勤務地があった新宿まで出て記憶を頼りに安ホテル探し。新宿と言えば京王プラザホテル、小田急センチュリーハイアット、ヒルトンなどの高級ホテルはあるものの、翌朝ひかり号の始発までの、ただ寝るだけの一泊にそんなムダなことはできません。仕方がないから当時はまだまだたくさんあった公衆電話の電話帳からかけまくり。それがなんでか知らんけどこの日はどこも満室。ただ今思い出しても不思議なんだけど、カプセルホテルという発想はまったく出てこなかったんです。優勝の美酒に酔いしれてちょっとぐらい贅沢したかったのかも(笑)

なんやかんやでようやく見つけたのは日本一の歓楽街、不夜城新宿歌舞伎町の怪しげなビジネスホテル、それもツインルームしか空いていない。独りで泊まるんだから安くしてくれと頼むも断られ中途半端に高い宿代になりました。まあ、それでも部屋でスポーツニュースを観ながら再び美酒に酔いしれようと、すでにある程度酔っ払っているにもかかわらず“バカだもんで”買い出しに。ビールを数本買って部屋のテレビをつけると時はもう日付が変わるころ。どのチャンネルでもスポーツニュースなんぞやっているはずもなく、美酒はただの間抜けなヤケ酒に変わりました。それでも買った分はちゃんと呑んで、5時起きで二日酔いのままひかり号に乗り込んだ1996年9月26日の朝でした

そういった因縁？の場で因縁の相手との30年越しの再会です。従弟も私もいいオッサンになり、国立競技場はオリンピックを機に隈研吾さんの設計によるおかしな形の新国立競技場となりました。今回は14:00キックオフの、別にタイトルも何もかかっていない開幕戦ですが、いちおうホテルは予約してあります。美酒になるかヤケ酒になるか、どっちにしても楽しみです



あああああ、また与太話のほうが長くなってしまった💦

1996年の名曲です

では今回もご覧いただきありがとうございました