蘭が咲いた

おとといの夜、Amazon Primeの映画配信で『12人の怒れる男』を観ました。年会費を払うprime会員とはいえ、このような名作を無料で観られるのはほんとうに有難いことです

だいぶ前に話したかもしれませんが、これはニューヨークで起きた少年による父親殺害事件をめぐった陪審員たちの議論を描いた作品です。ご存じの方も多いかと思いますが、アメリカでは無作為に選出された一般市民12人による合議で判決が確定します。日本でも裁判員制度が施行されていますが、アメリカのそれとは根本的な権限がまったく違いますね


状況証拠や証言などを総合してどう考えても有罪としか思えない案件。12人の陪審員もほとんどが有罪だと言う中、一人の陪審員が「有罪にするということは一人の少年を電気椅子に送ることだ。証言にもいささか腑に落ちないところがある」からと、もう少し話し合うことを提案。最初はただの変人扱いされていた陪審員(No.8=名前は知らされず番号で呼ばれる)が1vs11から議論を始め、最後はなんと12vs0、つまり全員一致での無罪判決を与えることになります。

映画の99%は陪審員室内、登場人物でセリフがあるのはこの12人とあと二人だけ。大掛かりなセットがあるわけでもない、役者はそれなりではありますが、スタアと呼べるのはNo.8を演じたヘンリー・フォンダだけ。思いっきり低予算で作られたこの作品はアメリカ映画史に特筆される名作です。特にこのNo.8の「話し合おう(Let’s get talk)」というセリフは民主主義の根本を示した、アメリカのみならず世界映画史に残る偉大な瞬間でした


朝ドラ『虎に翼』が脚光を浴びて、「法」に対する考え方が改めて見つめ直されている今だからこそ、十回以上観ている作品でも新たな感動を得ることができるんでしょうね




そして、きょうは嬉しいことが

開業5周年のときにお客様から頂いた胡蝶蘭、一旦枯れたものの一年後に復活。そして今回で2度目の復活開花です👏👏👏

もう一株もあるんですが、そちらはもう瀕死状態。ネットなどで復活させる方法を調べて只今健闘中。シナモンパウダーやら米のとぎ汁やらを使えばいいなど、いろんな民間療法の情報で混乱しています。どれもそれなりに怪しさもあって未だ着手には至っておりません。どなたか良い情報があれば教えてください(更なる混乱必至w)



今日の一曲です

最近はカルチャー講座まで出来ているw「ゴスペル」の名曲を



では今回もご覧いただきありがとうございました

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