Luka
最近また嫌なニュースが続けて目に入ってきています
実親とそのパートナーによる児童(幼児)虐待
ニュースになるのは殺人になった事案ばかりで、身体の怪我や心の傷を負った子供の数はその数千倍とも言われています。事件が報じられるたびに学校や児童相談所、加えて警察の初動に対して大きな批判が起こりますが、果たしてそれらが改善されればこういった事件は無くなるのでしょうか?確かにときにはプライバシーを飛び越えての超法規的措置も必要ですが、それ以前に、昔のように子供は国が育てるという認識に立ち返ることが肝要なのではないでしょうか
こんな歌があります
1987年にアメリカのスザンヌ・ヴェガというシンガーソングライターが作った曲です
どういう内容かは動画を見ていただければ分かりますが、まさに児童虐待問題を訴えています
深刻な社会問題をキャッチーなメロディに乗せ、この曲は世界的な大ヒットとなりました
日本と比べていつも羨ましく思うんですが、欧米のミュージシャンたちは社会問題を歌うことにまったくためらいを覚えないんですね
今の日本の音楽業界にあっては社会問題を歌うことはタブーとされていて、昔の高田渡さんの「自衛隊に入ろう」みたいな曲は大手レコード会社からリリースされるようなことは決してありません。「戦争を知らない子供たち」のような一般論的な平和賛歌ですら、です
そのため日本のポピュラー音楽は「ひとりじゃない」「強くなれるよ」「翼を広げて」みたいな紋切り型の空疎なセリフをぐるぐる使い回しているだけの、人畜無害なものが多勢を占めているんです
標的が逸れました(笑)
日本および日本人の病理の一つに「触らぬ神に祟りなし」があります。狂った時代にあって、いつ自分が巻き添えを食らうかもしれない恐怖は誰にもありますが、児童虐待などという絶対に許されない問題にあってはもっと日本人の一人一人が意識を高く持つべきではないかと番頭さんは思うのでありました
ごめんなさい。今日はオチも新作情報もありません
でも今回もご覧いただきありがとうございました