秘湯で出逢った人
以前書いていたらごめんなさい
もう20年近く前の話ですが、奥方様と一緒に青森県の八甲田山周辺をレンタカーを使って旅したことがあるんです
この辺りには十和田湖や奥入瀬渓流といった全国的に有名な観光名所があるんですが、それ以上にマニアにとっては聖地とも呼べる存在でもあるんです。何のマニアかというと「温泉」です。
積雪情報のポイントとしてテレビにもよく映される「酸ヶ湯温泉」
日本最大の混浴風呂「ヒバ千人風呂」は見たことあるんじゃないでしょうか。(入浴しました)
荘厳な内湯「泉響の湯」で知られる蔦温泉(入浴しました)
ランプの宿、青荷温泉(入浴できませんでしたw)
二種類のお湯が湧出する八甲田山温泉(入浴しました。ただしこの宿はもうありません)
そのとき宿泊したのはこの温川温泉(ここも廃業した模様です😖)
そしてそして今回のブログの主題と関係があるのがこの温泉宿
すべて湯あたり上等な立ち寄り入浴のハシゴだったのですが、この宿「谷地温泉」で一っ風呂浴びて出口へと向かうとき、細い廊下を10人ほどの集団がこちらに向かってやって来たんです。先頭を歩く男性が談笑しながら後ろにいる異形な影に何か語りかけていました。近づいたときにその異形をよく見ると、なんと瀬戸内寂聴尼じゃあありませんか😱奥方様といっしょにビックリ😨でしたが、調べると寂聴尼は『源氏物語』をこの宿に逗留して書き上げていたんですね。男性は宿の主で、他の人たちは岩手の庵に集う取り巻きの人々だったようです。聞き覚えのあるよく通る声だったのを今でも記憶しています。どうぞあの世でもお元気で。合掌
奥方様の調子はだいぶ良くなってきています。そのうち新作もご紹介できるようになると思いますよ。そして来週は仕入れに行ってこようと考えています。日程は後日お知らせします、楽しみにしていてくださいね🙋
今日の一曲は「恋多き女」であった寂聴尼に捧げましょう
では今回もご覧いただきありがとうございました