ダイバーシティ（新作情報アリ）

初めて聞いたとき、またフジテレビがお台場あたりになにか奇妙な施設でも作り始めたのか、としばらくのあいだ真剣に思っていた番頭さんです。

「多様性」という意味ですが、カッコつけずに日本語で言えばいいのにと思います(笑)

とうとう『とらつば』はこの問題にも踏み入りましたね。昭和中期に「多様性」なるものが言葉として意識されていたのか、おそらくアングラな世界の中でだけ消費されてきたのが現実でしょうし、寅ちゃんやよねさんのマイノリティへの眼差しは、咀嚼（議論）の重ねられた21世紀人のいささか上から目線であるとも感じます。と言っても批判をしているわけではなく、だからこそ描けた側面がたくさんあって、それらに優しく寄り添おうという作者や出演者の志がひしひしと伝わってくるんですね。このドラマに一貫しているものは「優しさ」であり、法をもって人を裁く上で欠いてはならない精神であることを描きたいのだと最近とみに思っています

そして今朝は昨今同性婚同様に国民的議論になりつつある（選択的）夫婦別姓の根本的な論点、姓が変わるということへの葛藤が描かれました。モデルの三淵さんは結果的に再婚相手の姓を名乗ったわけですが、これからドラマとして寅ちゃんとどう整合させるのかもまた楽しみのひとつであります

さて、奥方様の新作です