朝ドラと〇〇な話

朝ドラ『ブギウギ』が終わりました。これからも延々続くであろう彼女の人生における「歌手」としての人生だけを終えるということで、それほど感動的ではなかったものの、タイトルの「ブギウギ」へのケジメをつけたんでしょう。潔いエンディングだったと思います

そして本日から『虎に翼』が始まりました。木に登りそうなお転婆、という映像イメージに騙されました。まだ一話観ただけですが、これかなり硬派ですね。そして現代の日本に一石投じる結果になるかもしれないような気がします(そこまでは無理かな?)今の日本国憲法は戦後まもなく制定され、二度と戦争を起こさない(しない)ための「平和憲法」といわれ数十年守られ続けてきました。それがここ数年で改憲(特に九条の「戦争放棄」)を唱える声が喧しくなってきています。もちろん東欧や中東で次々上がる狼煙や、台湾をめぐる中国の動きなどを考えると防衛力の強化を求める気はわかります。しかしながら、こういったものは一度取っ払ってしまうと雪崩のように止めが効かなくなってくるものです

かつて田中角栄が言いました

「我々のように戦争を知っている者が政府中枢にいる限り日本は大丈夫だ。しかし戦争を知らぬ者ばかりが中核に入ったときが一番怖い」

安倍晋三氏が2度目の総理大臣になったときあたりからでしょうか。やたらと威勢のいいことを言う人間と、「日本スゴーイ」みたいなテレビ番組が増えたのは。国が自信を無くしてくるとこういう動きが出てくるのは古今東西のお決まりです。そしてペテン師のような人間が現れ、仮想敵を作って人々を煽り支持を集めるのです。ヒトラーが典型ですが、日本でもそんな雰囲気が漂い始めているのは本当に不気味です。



まだ一話しか観ていない朝ドラでそこまでの意識喚起を求めるのは極端ですが、なぜこの憲法が作られなければいけなかったのか、日本中が改めて考え直すきっかけになればいいなと密かに思っておる次第です(大げさ?)


ごめんなさい🙇また面白くもないことを愚痴ってしまいました

お耳直しというか、この曲でもお聴きください

「なぜ私たちは一緒に生きていけないの?」哀しい反戦歌のシャーデーによるカヴァー

いろいろあって本日作品紹介は無しですが、もうすぐ新しいものをたっぷり紹介できます。どうかお楽しみに

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