ホヤと鰤と日本酒
う〜ん
違うな
ここんとこずっと食べたかったホヤ。静岡や富士・富士宮では手に入らず途方に暮れていたところ、先日セントパトリックスデイで行った東京の、宮城県アンテナショップで売ってるという情報を得て、原宿から池袋まで行って買ってきたんです。一緒に売っていて地酒も一本買ってきて、前々回でのご報告通りに鬼の居ぬ間に頂いたのです。
さすがに四合瓶を一回で空けるわけずにいかず、少しだけ残しておきまして、本日追加分として別の銘柄を購入し、冷凍しておいたホヤに加えて奥方様のご実家(旧東海道の茶屋)名物の湯豆腐と鰤の刺身、福岡産の鰤の燻製、友人からいただいた奈良漬けなどで一杯(で済むわけがなかろう)やったのです
番頭さんは日本酒を選ぶときの基準として、純米酒であることを最低基準にするので、アンテナショップで購入したのも「山杯純米・黄金澤」にしたのです。で、今回追加で購入のは数十年来のお気に入り、福井県鯖江市の「梵」。蔵元の加藤吉平商店は山廃のような雑味を楽しむタイプの蔵ではないのですが、純米酒以外は造らないいわゆる「純米蔵」
冒頭の声となった「違うな」はこの2本のこと
「黄金澤」もなかなかの味ではありましたが、格が違いました。クセの強い食材にあたって相性が露呈する「黄金澤」に対し、その食材のクセをすべて昇華するまるで菩薩のような「梵」
日本酒の味など「淡麗」とか「甘口」とかざっくりとした概念でしか認識がない人がほとんどだと思いますが、いちどこういった食材を共にして飲み比べてみられたらと思います
今日は定休日でしたので、奥方様の新作情報はありませんが、ちょいとした要件で藤枝まで行ってきました。もうすぐ届くかりんこオリジナル商品に関わることです。どうぞご期待くださいませ
今日の一曲は父娘の、時を超えた感動的なデュエットを
では今回もご覧いただきありがとうございました