旧中山道（いちにちじゅうやまみち）と分杭峠
旅から戻りまして、昨日から営業を再開しております
他人の旅の内容を知ったところで面白くもないでしょうが、ある場所については興味のある方も少なくないと思いますので、宜しかったらお読みください
3泊4日の3日目です。下呂温泉を出発します
「木曽路はすべて山の中である」は島崎藤村の『夜明け前』の有名な書き出しですが、この日の道程はまさにその木曽路を抜けてゆきます。木曾川沿いに対岸の新緑を愛でながら走ります。緑というよりも黄緑がいっぱいです
旧中山道には67の宿場町があり、木曽路には11の宿場町がありました。観光地として最も有名なのが妻籠宿・馬籠宿ですが、今回はこのルートは外れています。奈良井宿という最も全長が長い宿場町に立ち寄りました。GWのあとの平日ということもあり開いていないお店が多く観光客もまばらです。青空が綺麗でした
この街道には有名な工芸品があります。奈良井宿の手前の薮原宿というところで作られる「お六櫛」です。江戸時代から街道の名物としてお土産に珍重されていたのですが、いかんせんミネバリやツゲなどの硬い木を素材にし、それも手仕事で作るため生産量が少なく、近年では知る人ぞ知る存在となっていました。それが数年前NHKの「イッピン」という番組で、頭痛にも効果があるという伝承も交えて紹介されると、翌日には扱っているお店のHPがパンクし、復旧したときには納期は半年後、価格は桁が変わるというちょっとした事件がおきたものであります
そのむかし旧中山道（きゅうなかせんどう）を某女子アナが「いちにちじゅうやまみち」と誤読したという有名な話がありましたが、実はそれでも正解だったのではないかと思った木曽路でした
翌朝です
木曽路を北上し、八ヶ岳の南西麓に位置する長野県原村に宿泊したのですが、再び南下します
今回の旅の最後のハイライトに向かいます
皆さんは「ゼロ磁場」という言葉を聞いたことはありますか？番頭さんは物理学が苦手なので正確な説明はできませんが、ざっくり言うと二つの力が正面からぶつかり合って、どちらかにも押し切られない拮抗した場所のことをいいます。拮抗しているからエネルギーが消滅するのではなく、実はそこにはものすごいエネルギーが溜まるんだそうです
日本には中央構造線といって、茨城県から熊本県まで日本を横断する異なる二つの断層が続いているんですが、この二つの断層の上にはゼロ磁場が発生しやすく、地球の「氣」と呼ばれるエネルギーが漂っているとのこと。ちなみにこの線上に鹿島神宮、諏訪大社、豊川稲荷、伊勢神宮、高野山などがあるのは偶然でしょうか？
長野県伊那市の山奥に「分杭峠」というところがあります。中国の有名な気功師がここを訪れ「世界でも有数」の氣場だと評しました。人の身体にも強力な氣を送るということで、以後全国からここを目指す人が絶たなくなりました。腰痛が治った・病気が改善したなどの声が挙がり、写真を撮ったら虹のようなものが映ったという人も多くなりました。もちろん「（文字通り）気のせいw」とか「オカルトかよw」などという否定の声もありましたが、コンパスが🌀回ってしまうことがよくあるのも事実だそうです。そしてここも中央構造線の真上です
前置きがものすごく長くなりましたが、ここへ行ってきたのです
車もすれ違えない超山奥の国道152号（もはや国道ではなく「酷道」)、一般車は通行禁止で氣場までは往復1,000円のシャトルバスを利用します。揺られること15分、ガードレールの向こうは傾斜75度の超危険な急斜面の道を通り到着
到着場所から100mほど山道を下ると斜面に開かれた場所があり、野外劇場のように丸太の椅子が階段状に設置されています。ここが第一の氣場なのだそうです
さて何やら感じることができるのでしょうか？座って何分か経ちますが、番頭さんは何も感じません。写真を撮りますがそこには桃源郷のような美しい新緑だけが映っていました
ただ、奥方様に関しては昔からそれっぽいものを感じてしまえる能力がちょこっとだけあったせいか、シャトルバスの中でピリピリする感覚があったようです。ここに上げた写真からも何かぼんやりとした影が見えるとも言ってましたが、どなたか同じように見える人いらっしゃいますかね？（特に3枚目）
番頭さんは場所によっては地面から何か暖かいものを感じるような気はしましたが、とにかく寒くてしょうがないので、早々にその場を引き上げて（実質20分w）帰りのバスに乗り込みました。このまま帰路に着きました
富士宮に戻ったのは16時。走行距離870kmの長旅でした。分杭峠で少しは恩恵をいただけたのでしょうか？奥方様のテニス肘が少しでもよくなってくればいいのですが、もう少し様子見ですね。
番頭さんは3日目に痛めた肩の痛みがだいぶ良くなっていました。「おお、これぞ❗️」と奥方様に伝えると、朝ロキソニン塗ったのが効いただけだよと返されました。私もそう思います（笑）
シャトルバスの中で誰かが言っていたのが、「氣をもらうには1時間ぐらい居ないと」なんだそうです。あははは・・・⤵︎
その夜、孫にLINEを送ろうと写真を確認していたら、そのときには気づかなかったこんなのが入っていました
では今回もご覧いただきありがとうございました😭
