2つのさよなら (新作情報あり)
本日で「カムカムエヴリバディ」が終わりました。先月末から怒涛の伏線回収劇だったわけですが、さすがに時間が足りなかったようで、再興した「たちばな」の回収はちょっと横着しちゃいましたね(笑)。
大阪のクリーニング屋さん夫婦との関係など、100年というスパンを描く無茶ぶりはどうしても人間関係のディテールを置き去りにしてしまいますが、それでもこうして視聴者同士で盛り上がるんだからエンタテインメントとしては第一級の作品になったのではないかと思います。たぶん後世からの評価の方が高くなるタイプの作品なんじゃないかな。
最後の鍵のエピソードはいささか無理があります(あさイチで博多華丸さんにも突っ込まれていましたw)が、クスっとさせられる素敵な場面でした。ひなたの未来がここで示唆されているんでしょうね。あと、ネットで盛り上がっているのが一子のご主人が大阪編でクリーニング屋のるいに因縁をつけてきた詐欺師の「田中」だったという話。果たして同一人物という設定なんでしょうか?その気になればスピンオフがたくさん作れるドラマですね(笑)
“あの”週刊文春がウェブ版も含めて珍しくこのドラマの特集を好意的に組んでいます(前代未聞w)。そこで登場人物の人気投票というのがあって、
1位・雉真安子(上白石萌音)
2位・大月ひなた(川栄李奈)
3位・大月るい(深津絵里)
同票3位・伴虚無蔵(松重豊)
5位・雉真稔(松村北斗)
6位・大月錠一郎(オダギリジョー)
7位・五十嵐文四郎(本郷奏多)
8位・野田一子(市川実日子)
9位・赤螺小夜子(新川優愛)
10位・柳沢定一(世良公則)
という結果になったそうです
番頭さん的には御贔屓のオダギリジョーと新川優愛さんが良かったかな。芝居の巧さという点では断トツが深津絵里さん、クリーニング屋の村田雄浩さんと虚無蔵さんもさすがの名演でした。それから終盤にいきなり現れて美味しいとこを持っていった目黒祐樹さんも(笑)あとは岡田結実さんの艶っぽい演技には驚かされましたね。なんにしても昔の朝ドラにありがちだった「嫌な人」があまり出てこなかったのもこのドラマが広く愛された要因のひとつじゃないかと思うのです
さてさて長くなりましたが『カムカムエヴリバディ』の話はこれで終わりです。次は『ちむどんどん』でしたっけ。以前『ちりとてちん』というタイトルの朝ドラがあったので、間違える人も出そうですね(笑)主演の黒島結菜さんは『スカーレット』にも出演していて、番頭さんも高く評価している(偉そう)女優さんなのでこれもまた楽しみです
奥方様の新作ですが、暖かくなって本領の手ぬぐい作品の製作が始まっています
中央に絞り風の柄の生地を持ってきました(背面も同じです)。春らしい爽やかな色目でまとめてあります。価格は5,300円です。真夏だと3日もしないうちに売れてしまうタイプなので、気になられた方はどうぞ早めのアプローチを
話は180度変わりますが、昨日あるお客様の訃報に接しました。開店した年から大変お世話になり、ご家族やそのご友人までもが毎月のようにお店に遊びにきてくださるようになりました。コロナでお客様が減って苦心しているときも、奥方が体調を崩したときもお店にいらして励まして下さった方です。時間は誰にも等しく残酷なものですが、やはり良くしていただいたお客様だと特に辛いですね。昨日は2人で涙を流しました。この場を借りて改めてご冥福をお祈り申し上げます
今日の一曲はゴスペルの女王による葬送曲です
では今回もご覧いただきありがとうございました