久しぶりの朝ドラの話題です

今年の流行語大賞のノミニーに「『ちむどんどん』反省会」ってのが入りました。番組の放映が終わるたびにTwitter内では怒りのツッコミが入り乱れていたのですが、まさかそれが流行語大賞の可能性まで出てくるとは(笑)

で、その空気の中で始まった今の『舞いあがれ』です。朝ドラ評論家である番頭さんのお見立てでは滑走路に上手に入って上手に助走して上手に離陸した、という印象ですね。まずは桑原亮子さんの脚本(ホン)がいい。登場人物のセリフが押し並べて短く簡潔で自己説明が極端に少ない。この方は現在日本のトップクラスの歌人としても知られていますが、短い語数の間に多くの情景を含む短歌や俳句の手法がこのドラマにも表れています。そしてその行間を役者さんがとても上手に演じていますね。特に主役の福原遥さんは目の動きだけで驚くほど絶妙な芝居をしています。「目は口ほどにものを言い」という言葉がありますが、目が彼女の1/3程度の大きさしかない番頭さんとしてはなんとも羨ましい限りです

また今日の回ではたかしくんの母親を演じたくわばたりえさんの演技が素晴らしかったです。行方不明の息子を案じるときの焦燥感と無事を知ったときの崩れ落ちる姿は、母親の愛情を見事に表現(というより体現)したもので、番頭さんも思わず目頭を押さえてしまいました

山下美月さんの演じるくるみちゃんも大きな哀しみを抱えて生きています。父親役を今日本でいちばんノっている松尾諭さんが演じることで不器用な父親にもそこはかとない重厚感が漂っています(笑)

「イヤな人」が出てこない朝ドラはいいですよね。この作品の評判がいいのはそれも大きな理由だと思います


さて奥方様の新作、と言いたいところなんですが、奥方様は今週末の土日に催される「富士宮産業フェア」に出店するため、そこで出す作品作りに没頭しています。富士宮市外神にある市営体育館の外で多くの市内有名店に混じっての出店なので、だいぶ気合いも入っています。なので新作情報は今しばらくお待ちくださいませ


では今日の一曲

1867年の今日、幕末の志士、坂本龍馬が暗殺されました

そこでこの曲

And when I die and when I’m dead, dead and gone,
私が死ぬとき、死んだとき、死んでこの世を去るとき
there’ll be one child born and a world to carry on, to carry on.
1人の子供が生まれるでしょう、そして世界は続いてゆく、世界は続いてゆく

まあ確かに彼が亡くなったあとも世界は続いていますが、彼が今の日本を見たらもう一度洗濯したく候と思うかも知れませんね

では今回もご覧いただきありがとうございました

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