イチローとゴードン
大谷くんが凄いですね
今日もホームランを打って19号だそうです
このまま行けば日本人初のホームラン王だって夢じゃないですよ。MVP(年間最優秀選手)だってチームがもっと強くなればじゅうぶん可能性がありますからね。ちなみにメジャーリーグで大谷くんより先にMVPに選ばれた選手がいるんですが、誰か分かりますか?
アメリカのプロ野球、メジャーリーグには現在30のチームがあり、アメリカンリーグとナショナルリーグに分かれて年間162試合を戦っています。日本のプロ野球が12チームなので、倍以上の規模ですね。各球団には下部組織がいくつもあって、AAA、AA、Aとカテゴリーが分かれています。日本で言うところの二軍とそのまた下まであるんです。
日本人が本格的にメジャーリーグに挑戦し始めたのは1995年の野茂英雄投手が最初です。彼の思いっきり身体をひねって投げるトルネード投法は全米でも大きな話題となり、その年の新人王、最多奪三振のタイトルを獲りました。これで日本人選手のレベルの高さに驚いたメジャーリーグのスカウトたちがこぞって即戦力となる選手たちを探しにやってきたのですが、中には高校野球の試合にまで足を運ぶスカウトもいたようです。マー君こと田中将大投手やダルビッシュ有投手などは、この頃から目をつけられていたみたいですね。
投手(ピッチャー)は比較的メジャーでも活躍できていたのですが、打者はパワー不足なのか、何人かチャレンジしたもののあまり目立った活躍をする者がいませんでした。そんな中の2001年、当時日本で7年連続首位打者(最もヒットの率が高い、ホームラン王と並ぶ打者の勲章)に輝き「プロ野球が始まって以来」と称えられていた天才打者が海を渡ることになったのです
イチローです
日本人選手の中にあっても華奢な身体のこの選手はシーズン前には評論家やメディアから「打球は内野手の頭を越せないんじゃないか」などと揶揄されていましたが、シーズンを終えてみると弱小球団のシアトル・マリナーズを地区優勝に導く大活躍。首位打者に盗塁王、ゴールドグラブ賞(守備の良い選手に与えられる)、新人王、そのうえアメリカンリーグの年間最優秀選手にまで輝きました。全米で数千人といるプロの野球選手の頂点に立ったのです。その後もメジャーリーグを代表する選手として大活躍、2008年には84年間も破られていなかった年間ヒット数の記録をついに更新することとなったのです。そして一昨年の2019年、ついにバットを置くことになりました
いま、大谷くんはそのイチロー選手と、同時期にやはり大活躍した松井秀喜選手と比較され語られるようになりましたが、彼らのように人間的にも尊敬される選手として大記録に挑んでいってもらいたいと思いますね
今日はお店のネタはありません。今日の一曲もありませんが、この動画を是非ご覧いただきたいと思います。イチローを目標に野球を始めた少年がイチローとチームメイトになり、イチローのように首位打者になった。その感謝を彼の引退に際し、地元新聞に大きな広告のように綴ったその内容です。番頭さんは涙が止まりませんでしたよ
では今回もご覧いただきありがとうございました