「すっちょない」　新作情報アリ

今日お会いした年配の女性との会話

「あそこの会社はすっちょないだよ」

話の流れからあまりポジティブな意味ではないのは理解できるんですが、まるで聞いたことがない新手の富士宮弁。お店を開いて３年以上、かなりの富士宮ネイティブを相手にしてきたつもりの番頭さんですが、まだまだヒヨッ子です

ただ、以前もお話ししたように、土地の言葉や名字の由来が大好物な番頭さん、失礼とは思いつつも「な、何なんですか? “すっちょない” って」と聞き返してしまいました。その方もすぐに方言であることを自覚したのか一所懸命解説してくれたのですが、要は「素っ気ない」の変形版みたいなもので、「優しさがない」「人間的に冷たい」などの意味も総括した便利？な言葉だったのでした

調べたらこれ甲州弁の流れなんですね。富士宮は甲州、つまり山梨県から流れてきた人の末裔が多く、「深澤（さわ）〇・（ざわ）×」「渡辺（邊）(邉)」「望月」姓が多いのもそのせいです。ちなみに古来「身延道」と言われ、甲州人が東海道を利用する際に下ったドン突きが今の静岡市清水区だったせいか、清水では鈴木姓よりも望月姓が多いと言われています

今日の与太話はここまで

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