ススキの草原と苦いプリンと『ばけばけ』と

ここのところ何やかんやと慌ただしい日が続いていたので、今週の水曜日にはひさしぶりにプライベートで遠出をしました。遠出と言っても御殿場のアウトレットがBlack Fridayだというのでちょっと寄って、たいしたものも買わずにそのまま箱根、それも静岡側からいちばん手前の仙石原に行ってきました。

ひさしぶりの箱根ですが、ちょうど日中関係が冷え込んでいるせいもあってか、名所にもホテルにも中国人の姿は少なく（皆無ではなかったですが。それとも台湾人？）閑かなもんでした。

ちょうど水曜日はビックリするくらいの日本晴れ。それも前日の雨のおかげで富士山は完全な冬山モード。御殿場側の富士山はいつもかなり下の方まで真っ白になりますが、この日もご多分に漏れず見事なものでしたね（写真無し←無能）

仙石原といえばススキです。小高い丘の斜面を覆いつくすような圧巻のススキ草原が雲一つない青空の下で観光客の心を震わせておりました。

つねに車がびゅんびゅん走っているので、シャッターチャンスがあるようでないのです。ススキの間を通って丘を登る道もあって、多くの人が歩いているのですが、遠目からその長さを見た老夫婦は瞬時に選択肢から外したのでした。

このススキ草原のたもとには可愛らしい古民家カフェみたいなお店がありまして、大きな楕円テーブルがひとつだけのお店なので、きっと満杯だろうと思っていたら先客は一組だけ。躊躇せず名物の苦いプリンを注文しました。

価格もぜんぜん観光地仕様ではなくて、とても良かったです。ケチって無料駐車場を探してそこから20分ほど歩きました（だって近隣は時間関係なく1,000円なんだもん）が、じゅうぶんその価値はあったし、青空の下のちょうどいいお散歩にもなりましたよ。

ホテルは朝夕ビュッフェの宿。奥方様は少食なので懐石だと食べきれないからと。でもダメですね。番頭さんは逆にあれもこれもと取りすぎちゃって、動けないくらいお腹一杯になってビールもちょっとしか飲めずで、楽しめたという感覚ではなかったです(笑)


木曜日はお店は午後から、という貼り紙をしておいたので、朝も焦らず『ばけばけ』はBSも地上も観てから朝食会場へ。バカな番頭さん、前夜の反省も忘れて朝からカレーライス。で、やっぱり腹一杯で、相撲取りのように腹を叩きながら帰路に。有名だという仙石原のお肉屋さんのローストビーフを買ってお店を出たのは09:30。不思議なもので帰りの路は短く感じますね、あっという間に御殿場ICに。お店には10:30には到着しました。午後からと書いておきましたが11時には開店なので、結果的には大したロスではなかったですね。慢性的な渋滞を起こす伊豆方面より箱根は案外いいかもしれませんよ。



ちょろっと書きました『ばけばけ』は今まで「はて？」なことはなく、楽しく視聴しております。まだおトキちゃんとその周囲が中心に描かれていますが、そろそろヘブン先生のことが語られていくんでしょうね。先生の過去をどのように掘り下げてゆくのか、時代だけでなく民族的な価値観もキチンと語らなければならない中で脚本家としてはここからが腕の見せ所になると思いますが、国籍と民族の話で先に布石を置いたのは興味深いです。
それにしても出演者陣がとてもいい。高石あかりさんはとにかく笑顔と笑い声がいいです。朝からあの声を聞くだけで心が癒されます。「ベア」騒動の時、ビールを抱えながらお店から出て言った「酔っ払ってしまった」のシーンはあまりに可愛らしくて、番頭さん録画したのをわざわざそこだけ再生したくらいです。周りも超がつくほどの名演者だらけですが、その中でも特に錦織さん役の吉沢亮くんが何気にかなり有能なコメディリリーフを果たしていますね。良い役者さんだと思います。

そういえば昨日

この愛すべき宝石のような曲のオフィシャルMVが公開されました。

その世界観を映し出しているとてもいいヴィデオです。

今日の一曲はこれで。

では今回もご覧いただきありがとうございました。